こんにちは!せこぴんです。
最近引っ越しまして、家のお清めをしました。
色々なやり方はあると思いますが、私が行ったお清めの際に
必要な物のなかで、最重要だったのが「お塩」です。
気の出入り口をお酒とお塩で清め、そのあとに盛り塩を
しました。
今回は、私たちの生活に切っても切れない存在の
「お塩」について調べました。
塩と人類の歴史は大変古く、日本では縄文後期から弥生時代
初期に、塩が登場するといわれています。
世界では、メソポタミア、エジプト文明の頃には
すでに塩が使われていました。川近くで、死海や
塩湖があった地域で、文明が栄えていたことが
わかります。
ところで、サラリー(給料)の語源は塩を意味する
SALからきていることをご存じでしたか?
古代ローマの兵士の給料は塩(SAL)だった
のです。英語のsalaryの語源です。
日本では「塩=神」という考え方があります。
太陽が海水を乾燥させてできるものが塩ですが、太陽(火)
と海水(水)、すなわち、か(火)とみ(水)=神となり、
塩は神だというわけです。
ひと言で塩といっても、原料、採掘場所、製法、ミネラル
の含有率(添加)などによって、細かく分類されます。
①食卓塩
食卓塩も塩の一種類ですが、どんな季節でも固まらず
手軽にパラパラと振りかけられる便利さが、その特徴
です。これは、塩化ナトリウム99%以上のものに、
炭酸マグネシウムを添加した精製塩です。食卓塩には
グルタミン酸ナトリウム(昆布のうまみ成分)が加わって
います。ミネラル分はほとんどありません。
②海水塩
日本をはじめ、世界の海に面した多くの国で海水を原料
に作られています。海水を塩田から濃縮し、太陽光と風
だけで数か月かけて結晶化した非加熱の完全天日塩や、
平釜で煮詰めて結晶化させた平釜塩や、輸入した原塩に
にがりなどのミネラルを加えて作られたものがあります。
②岩塩
大昔、海だった場所が地殻変動で陸地に閉じ込められて
塩湖となり、その海水の水分が蒸発して塩が徐々に結晶化
してできた塩の層から採取したもの。
ヒマラヤの岩塩などは有名。
③湖塩
地殻変動によって陸上に閉じ込められた海水が、長い年月
をかけて濃縮されてできた塩分濃度の高い湖、もしくは
地中の岩塩が雨水や地下水で溶けて湖になったものから
作られた塩。
【塩の効能】
高齢化社会、かつ若年層はストレスフルな生活で慢性病が
社会問題となっています。中でも、高血圧はしばしば話題
になる疾病で塩分控えめが常識になり、塩が敵視される
風潮にあります。でも、本物の塩と塩化ナトリウム99%
の食塩とは全く作用が異なります。
塩化ナトリウムは血液のミネラルバランスを崩し、血流が
悪くなるので身体は一生懸命に体の隅々まで血液を届け
ようとするので血圧が上がります。
一方、本物の塩は血行
を良くして新陳代謝を上げてくれます。
塩の効能をまとめてみましょう。
●免疫力アップ・・・海の塩に含まれる豊富なミネラル分は
インフルエンザなどのウィルス性の病気の予防になります。
●ストレスをコントロールする脳内ホルモンであるセロト
ニンとメラトニンは、ストレスで鬱になると分泌が弱まり
ます。ところが塩の摂取で、努力無しでこれらの幸せ
ホルモンを分泌してくれます。
●喘息を和らげる・・・塩は天然の抗炎症成分です。医者に
よっては、ぜんそく患者でステロイド吸入薬がないときは、
塩を舐めることを勧める医者もいます。
●殺菌効果・・・漬物や梅干しや保存食では塩が欠かせない
ように、塩には強い殺菌効果があります。アトピーや虫刺
されなどにも効果がある。
血液の塩分濃度は海水の塩分濃度とほぼ同じです。
また、生き物を作る元素と海水が含む元素は極似して
います。また、赤ちゃんが誕生までに過ごす羊水のミネラル
バランスが海水と似ています。
本物の塩には、海水の持つミネラルをそのまま凝縮させた
ものが含まれているので、人間にとってこれほど馴染みが
良いものはないのです。私たちの身体自体が海のミネラルで
構成されているのですから、それらのミネラル無しで健康
に生きていけるわけないのです。
【塩と美容】
ミネラル成分が豊富な塩は肌にも良いと言われています。
特に、バスソルトやマッサージ用として人気があります。
塩をお風呂に入れると、お湯がなめらかになり抹消血管
の血行が良くなるので身体の芯から温まります。
保湿効果も高まり、疲労回復や風邪予防にも効果
がありますし、精油を入れるとリラックス効果も
高まります。また、頭皮や顔のマッサージにも塩は
効果的です。塩の成分が頭皮の毛穴に詰まった脂分
を溶かし出し、頭皮の匂いを取ってくれます。
もちろん、ここで使うのは不純物や有害物質を含ま
ない無添加のものを選びましょう!
人間の体は、塩なしでは生きられません。
でも、本物の良い塩を選び、適量を摂取して
行きましょう。