レモンは初夏から夏の果物というイメージがありますが
私の住むフランスでは通年、果物の一角はレモンが山積み
で売られています。
日本でレモンを選ぶときに、私が最も気にするのは
残留農薬なのでなるべく国産レモンを買いたいのですが、
値段も高いのでなかなか大量には買えません。
こちらでは、南仏もレモンの産地ですし北アフリカの
国々からも安くて無農薬のレモンが輸入されているので
いつも10個単位で買って、色々な料理に使っています。
フランスの家庭にお邪魔すると、必ずと言ってよいほど
果物の籠のなかに黄色いレモンが山積みで入っています。
その理由は、レモンの利用法の多様性にありそうです。
それではひとつずつ見ていきましょう。
●風邪をひいたらまずレモン
インフルエンザでも普通の風邪でも、レモンと蜂蜜を
混ぜて水で薄めて飲みます。
ビタミンCがウィルス性の風邪に効果的で、免疫システム
を強化するそうです。細菌の繁殖を防ぐのにも効くので、
ニキビや水虫にも綿棒で患部につけたりします。
●便秘にもレモン
レモンは解毒作用にも優れていると言われ、特に肝臓
に良いとされています。
いわゆるデトックス効果ですね。
一日2個のレモンを1.5ℓの水に絞り入れ、少量ずつ飲むと
便秘にも効くそうです。
●優れた抗酸化作用
フラボノイドとビタミンCが豊富で、細胞の酸化と老化、
そしてストレスによる疲労を改善してくれます。
リンゴやアボカド、マッシュルームなど、切ってそのまま
置いておけばすぐに黒く変色してしまいますが、レモン汁
をふりかけておけば色は変わりません。
このことから、人間の細胞にも同じような抗酸化作用が
あることが分かりますよね。
●クエン酸の作用も見逃せません
クエン酸は老廃物を排泄し、きれいな血液を作り出して
くれます。
そして、疲労物質である乳酸を分解して新陳代謝を促進
してくれるので疲労回復につながります。
高血圧を防いでくれる効果もあります。
レモンはアルカリ性食品なので、体内が酸性に傾くのを
防いでくれます。
また、レモンの皮や袋にも素晴らしい効能があるんですよ!
皮の油分や袋の繊維質は、余分なコレステロールの吸収を
妨げて排出を促し、血中コレステロール値を抑える働きが
あります。
血管の壁にコレステロールが付着するのが防げるので
動脈硬化の予防にもつながるのです。
●美容・漂白・殺菌と万能なレモン!
レモンには、言わずと知れたビタミンCの美容効果の
他にも、漂白効果、殺菌効果もあります。
レモンの皮を入れたお風呂に入ると肌がすべすべに
なりますよ。(敏感肌や傷がある場合は止めましょう)
他にも、レモンの皮で歯をこすると歯が白くなります。
口臭にも効果があるので一石二鳥ですね。
魚や肉を切った後のまな板も、レモンでこすると漂白効果、
消臭効果があります。
なにより台所がレモンの香りに包まれるのが、リラックス
にもつながり、気持ちがすっきりしますよ。
【レモンの保存方法】
まず、レモンは上記のように皮ごと使えるので、無農薬の
安全なものを求めましょう。
それでは、保存方法について説明しますね。
①丸ごとラップに包みジップロックで冷凍
大量に買ったときは幾つかは丸ごと冷凍してしまう
のが便利です。
丸ごと冷凍しておけば、そのまま皮をすりおろしたり
できるので重宝します。
②輪切りにして冷凍
輪切りにすれば、すぐに使えます。レモンティーに
カップに入れるだけの手軽さもありますし、料理の
トッピングにも便利です。
③くし形にして冷凍
くし形にしておくと、レモン果汁が欲しいときに
便利です。
丸ごとレモンを冷凍すると包丁で切るのは難しいし
危険なので、くし形での冷凍もしておくと良いです。
私は料理が大好きで、幼いころから料理の本を見るのが
好きでした。
家にあった料理研究家兼アートフラワー作家の飯田深雪先生
の本がお気に入りでした。
飯田深雪先生は、104歳の大往生をされましたが、彼女が
愛飲されていたのがレモン一個を絞る「レモンジュース」
でした。酸っぱいものが大嫌いだったそうですが、身体の
ために飲んでいた、という雑誌の記事を読んだことが
あります。
晩年まで肌もお綺麗でいらした飯田深雪さんにあやかって
私も真似してみようかな、とふと思いました。
皆さんもいかがでしょうか?
せこぴん
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