音で人を癒すWEBライターの若ちゃんです。
私は音楽療法を学んだこともあって、
かれこれ20年くらい障害を持った方とかかわり、
今は中学校の身障学級の音楽や、知的障害、肢体不自由な方に楽器を教えたりしています。
その中で思うことは「障害は個性だ」ということです。
ちょっと想像してみてください。
もしあなたの前にこんな人がいたらどう思います?
髪を振り乱して、なんかぶつぶつ言いながら、しかめっ面で一心不乱に紙に何かを書いている、時には浮浪者と間違われてつかまってしまう・・
こんな人がいたら、まず変な人の部類に入ることでしょう。
でもその人こそがベートーヴェンなんです。
ベートーヴェンと言ったら、音楽室に肖像画が必ずあるといっていいほど有名の人です。
誰もが美しいと思うメロディーを書く人なのです。
彼にはアスペルガー症候群という背景があったといわれています。
ほかにも発達障害(アスペルガーや自閉的スペクトラムなど)だったと言われた偉人には
レオナルド・ダ・ヴィンチやゴッホやピカソ、アインシュタインなど有名な方々が多数います。
天才といわれる個性の裏には、障害という特性があったのかもしれません。
(もちろんすべてのひとではないですよ)
彼らはあの時代でも、普通に生きてこられたのは、
たぐいまれなる才能(個性/障害)があったからです。
彼らは往々にして人付き合いが苦手だったり、
人の心が読めなかったり、
状況に応じた行動ができなかったりと
普通と違うことが多いのです。
しかし彼らの集中力は群を抜いています。
もちろん、すべてにおいてではなく、特に好きなことにおいてですが・・・
これを才能(個性)から見るか、障害から見るか、
その背景によって人は感じ方が違います。
私の個人的な意見ですが、健常者からみて障害者というと、どうしても上から目線になっているように思います。
それを同じ土俵にのせると、それはその人の個性だと感じられるようになります。
つまり見えている背景を一段下げてみると、
見え方が変わってきます。
心のバリアフリーです。
今の時代、世の中も障害を個性ととらえる方向へ進んでいっています。
その中で彼らが、
人としてどのように豊かな人生を歩んでいくか、
それにどれだけ寄り添えるか、
それが私たちの課題です。
私のクラスのお話を1つしましょう。
私が楽器を教えているクラスの1つは、ほとんどの方が(1名を除いて)言葉が出ません。
その一人の方もよーく聞かないと、何を言っているのか理解できなかったりします。
その中でどのようにコミュニケーションをとるかというと、
ほとんどが非言語コミュニケーションです
私の言うことは大体わかるので、こちらは言語で、彼らは非言語でコミュニケーションをとります。
彼らのちょっとしたしぐさ、目の動き方、体の動き方、
笑顔、行動などをよく見てコミュニケーションをとります。
時には、彼らが言いたいことを代弁する時もあります。
例えば、グループレッスンが始まるとKさんが、
とことこ私のところにやってきて、
私に「んん・・んん・・・」と言いながら笛を吹く真似をします。
そしてピアノを指すのです。
Kさんは発表会が楽しみで、以前発表会の時、笛のペンダントをつけていたので、
「私、発表会が楽しみなのよ。先生、早く発表会の練習しましょうよ!」
という彼女の気持ちを言葉で言ってあげるのです。
そうすると笑顔で自分の席に戻っていきます。
こういう時、助かっているのがNLP(神経言語プログラム)を学んだことです。
1時間半、私だけ話すというのは、最初はプレッシャーでした。
でもNLPを学んで、非言語のコミュニケーションが怖くなくなりました。
先ほど書いた背景を変えて見方を変えることもNLPでは体系的に学べます。
では実践でNLPをどのように使っているかなど次回お話していきますね。
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若ちゃん
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