こんにちは。
ヘルス&ビューティーアドバイザーWEBライターのリリーです。
先日、5月20日・24節気で「梅雨」に入りました。
なぜ、梅雨(つゆ)と書くのでしょうか?
梅の実が熟す時期なので、「熟(つ)ゆ」、
その他には「露(つゆ)けき時期」、
じめじめとして物が腐るので「漬(つい)ゆ」など、
そしてカビが生えるので「梅雨」などと諸説あります。
現在、”つゆ”に入ることを「入梅」、
そして「梅雨(ばいう・つゆ)」
と書きます。
梅は中国が原産で大陸文化と共に渡来しました。
早春に他の木よりも早く開花し、
美しい色・形・芳香のよって観賞用として好まれました。
(このことから「松竹梅」として、おめでたい木のひとつとされました。
そして、果実は生食することはなく、身体に良い食品として加工し利用されてきました。
中でも、梅干しは平安時代中頃には効用が書かれた書物があり、
武家社会では出陣の時に縁起物として食べられ、
更に兵糧食として「日持ちが良い」「のどの渇きをいやす」
「疲労回復」「水あたり」などの殺菌や整腸剤として重宝にされていました。
江戸時代の後半のいは「梅干しの七徳」と言われる効用が紹介されています。
【梅干しの七徳】とは、
1・毒消しに効あり。ゆえにうどんには必ず梅干しをそえて出す。
2・防腐効あり。夏は飯櫃の底に梅干しを1個入れておけばその飯は腐らず。
3・疫気を避けるに効あり。旅館では、朝食に必ず梅干しを添えるを常とする。
4・その味かえず。
5・息づかいに効あり。走る際、梅干し1粒口に含めばに含めば息切れず。
6・頭痛を医するに効あり。婦人頭痛する毎に梅干しをこめかみに貼るを常とする。
7・梅干しよりなる梅酢は流行病に効あり。
今でも、梅干しは日本人にとって欠かすとこのできない
”ご飯のお供”として、
おにぎりの具や日の丸弁当、
梅和えなどの料理の味付けに用いられ、
そして、朝食時には必ず一粒食べることを習慣にしている人も多いと思います。
梅と日本人んのつながりは深く、この大切な梅を熟させるのがこの時期の長雨であることから、
「梅」という感じが使われるようになったようです。
梅には疲労回復に効かがあると言われる”クエン酸”、”リンゴ酸”が豊富で、
防腐効果や食用増進、整腸作用に役立ちます。
生活習慣病の予防から、食事は「減塩」とされ、梅干しを各家庭で作ることが
少なくなってきたようではありますが、
梅酒・梅ジュース・梅ジャムなどを作って、
家庭の味を楽しみ、梅の効果で体調を整えてください。
参考に:「梅について」
梅は、バラ科サクラ科の木で、
「観賞用の花梅」と「収穫を目的とする実梅」に大別されます。
江戸時代以降、多くの品種育成と改良が行われ、
現在では実梅は薬100種類あると言われています。
梅干しをはじめ梅酒や梅ジュースに使われます。
梅干しは漢方薬として日本に伝わってきました。
食のお守りのような梅。
小さな1粒には天然のパワーが秘められているのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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リリー
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リリーさん、梅について勉強になりました。
私も一日一個食べています。
これから、益々必要になりますね。
やすらぎさん、コメントありがとうございます。
これから、本当に梅は必要になってきますよ!