『シュレーディンガーの猫』を知っていますか?
聞いたことがある人と聞いたことがない人がいますが、
結局、「これは何を意味するの?」になってしまうほど、わけがわからないままに放ってしまう不思議な理論です。
シュレーディンガー博士が猫を使って、思考実験した物理的量子力学が不完全であることを説明したものですが、これが【パラドックス】で逆説、ジレンマ、不可解さ、理不尽など、多次元世界を実現します。
生きた猫を使って、
①箱の中にラジウムなどの放射物質を入れて
②放射を検出する装置と毒ガス発生装置を入れて
③その箱に猫を入れてふたをする
④一時間そのままにする
と、いう実験ですが、実際に猫を殺す実験でなく、想像する思考実験です。
まるでクイズを出すような実験ですが、
これが実際に私たちが無意識でやっている行為を示しています。
箱の中にいる猫は、箱を開けるまで、どうなっているのが目に見えずにわかっていません。
つまり、生きているのか?、死んでいるのか?わかりません。
これが、箱の中の猫には、【今、生きている猫と死んでいる猫が共存している?】と言われる所以であります。
わかりやすく説明しますと・・・箱を開けるまで
|ー①箱の中にラジウムなどの放射物質を入れて
|ー②放射を検出する装置と毒ガス発生装置を入れて・・・・・のところから考案すると
A…絶対に猫は死んでいる!と結論を先に言う人がいれば、
B…装置が動いていなければ(壊れていれば)生きている
C…微量な放射能やガスなら瀕死状態で生きている
などなど幾つもの仮説ができてしまいます。
これをパラドックスと言い、正論のように見える前提と、妥当に見える推論から得難い結論が出て、いくつもの仮説を織りなしています。
逆説、不可解、理不尽、ジレンマ、矛盾、うそつき...童話では『うさぎとかめ』 TVドラマでは『テセウスの船』(ほかにギリシャ神話にもある)『アキレスと亀』などがそれである。
これらは物理的方程式にも当てはまり、アインシュタインがそんなばかな!と追いかけて考案した相対性理論や光速度法則などもそれです。
そして
私たち人間は、何もわからずに他人のうわさ話もします。
推理も推測もします。
これもパラドックスのひとつです。
どれが本当でウソなのか?気になる人はどんどん無責任にもあーだこーだとゴジップを楽しんだり疑ったりしています。
このような問題には≪シュレーディンガーの猫≫に限らず、この課題枠を超えて、一般的にも確かにいくつかの解釈があります。
☆開けてみなきゃわからないよ。聞いてみなきゃわからないよ。コナンなりきり派
☆それをやるなら、ほかのことでもかけてみようぜ!テスト前の勉強する派しない派、、、スケベな人なら素敵な女の子の下着は何色?BWHは?の勝負&ブラックジョーク派
☆生きているのも死んでいるのも全然変わらないよ。妙な現実理論派
☆猫を殺すなんて許せない動物愛護派
☆なんであいつができて俺ができないわけ?納得いかない派
☆結局は生きながら苦しみ死ぬもんだよ悟り派
☆こいつはバカだからなあと軽蔑派
などなどいろんな話が藪から棒に核心を突きながら脱線する妄想を起します。
シュレーディンガーの猫とこれらの共通点は、
結局何が言いたかったのか?最後にはオチが出ないことでしょうか?
未解決に終わるやるせなさ、、、何とかしてほしいもどかしさ、、、、これが生きることの楽しみを垣間見る快楽なのでしょうか。
私たちは他人やいろんなことが気になる罪びとであるには変わりないですが、
ゴシップは特に気を付けて、わからないならわからないと中立な立場で冷静にモノ言う自覚を持つことも世渡り付き合いの大切なルールだと思います。
そして、うるさい女の、、、それだけでなく世間の噂話やいじめなどはあっけなく交わしてやる術も生きる上での大切な要素であり、苦しいときは≪シュレーディンガーの猫≫を思い出すといいのでしょう。
人間とは自分が見えない皮肉な動物だとも言えます。なので、よほどの自覚がない限りは滑稽に生きる憐みは何とも言えません。
【祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、強者必衰の理をあらわず・・・】
まさにその通りのようです。
朱羽乃宮
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