水について

 

日本は綺麗な水が豊富な希少な国です。

日本を離れて外国暮らしをするようになると、その

有り難みがよくわかります。

水道をひねれば飲料水として直ぐに飲めるし、お風呂に

毎日入れるのも当たり前ですよね。

温泉も日本各地にあります。日本人にとって、水は

空気と同じように安全かつ、当然享受できるものと

思っています。

とはいえ、飲料水については、最近はペットボトルの

水を購入する家庭が多いようですね。

自動販売機も水を売ってますよね。私が若い頃は水を飲む

ための噴水のような蛇口がどこにでも設置してありました。

 

私が住んで入るフランスは、水道水は飲めません。

いえ、飲めると言う人もいますし、実際に飲んでいる

フランス人もたくさんいます。

ただ、硬水ですし、洗い物の食器に石灰分が固まって

ザラザラしていたり、シャワーヘッドが白い石灰が付着

しているのを見ると、やはり飲む気にはなりませんね。

 

フランスでは、浄水器を使ったり、ペットボトルの水を

飲む人が多いです。

ただ、フランス人は水を買う時にこだわりがありますね。

水源地によって、成分が異なるので、用途や自分の健康状態

に合わせて水を選びます。

そして、一種類の水だけではなく、数種類を飲み分ける

ことを推奨している医者もいるほどです。

また、炭酸水を好んで飲む人も多いですね。

今回はフランスで飲まれる主なミネラルウォーターに

ついて調べました。

 

ヨーロッパの水の歴史

ヨーロッパでは2000年以上も前から湧き水を「奇跡の水」

として飲む習慣がありました。

ヨーロッパには石灰岩地帯が多く、硬度が高いために

上水道は美味しくはなかったので、地下水が美味しい地域で

採水した水が瓶詰めにした状態で販売されるようになりました。

これがミネラルウォーターの始まりです。

 

水の分類

EUの基準で定められている水の分類は以下の3つです。

ナチュラルミネラルウォーター

公的組織の審査と承認を受けていて、殺菌やミネラル分の

調整など人為的加工をおこなっていないもの。

人体の健康に有益なミネラル分を一定量保持しており、

科学的、医学的に健康効果が証明されていること。

ミネラルバランスが良く、含有成分や水温などが安定して

いること、などが条件です。

スプリングウォーター

一か所の水源から直接採水して添加物を加えずにボトルに

詰めたもの。

●プロセスドウォーター

熱処理、ろ過、ミネラルの添加などを加えた加工水

 

どの水を選べばよいか

一般に、大人の体重の60%が水分でといわれています。

60キロの女性は、約36リットルの水分が占めていることに

なりますね。身体の温度を維持し、身体の中の廃棄物を

自然な形で処理するために必須なものです。

また、毎日、発汗、尿や呼吸を通じて水の2〜3リットルを

失うので、1日あたり少なくとも1.5Lの水を飲むことが

推奨されています。

 

天然ミネラルウォーターは、ミネラル塩(カルシウム、

マグネシウム、ナトリウム、カリウム)と、微量元素(フッ素

、シリコン、バナジウム)を含んでいます。

 

ダイエットをしている人は、体調維持のためにもカルシウム

やマグネシウムなどを含んだ水を飲むことをお勧めします。

 

更年期の人も骨粗鬆症のリスクを軽減するためにも

同様にカルシウムを多く含む水が良いでしょう。

消化不良には炭酸水が効果があります。

また、食欲を抑えるにも食前に炭酸水を飲むと良いと

言われています。

 

このように用途によって水を使い分けることが、健康維持

に繋がっています。

日本は、火山国なので低ミネラル水ですが、カルシウムや

その他の栄養素を食品から摂れるのでいいですよね。

私はマグネシウムやカルシウムが多い水をのみますが、

苦みがありますし、日本の水のほうが断然美味しいと

感じます。

ぜひ、外国から来るミネラルウォーターの成分を、見て

選ぶことをお勧めします。

 

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せこぴん

せこぴん

こんにちは!せこぴんです。これから第二の人生、どこにいても楽しく人生を満喫したい!わくわくしながら自分を成長させていきたいです。

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