味噌について

 

こんにちは、せこぴんです。

今日は味噌について調べてみました。

 

皆さん、お味噌は良く召し上がりますか?

日本食が見直されたと言っても、朝はパンが主流に

なっているように感じます。

私の家も、やはり朝はパンとコーヒーで済ませる

事が多いのですが、健康のために味噌は取り入れたい

食品の筆頭です。

お味噌汁だけではなく、いろんな使い方ができるので

努めて利用するようにしたいですね。

 

味噌と地域性

味噌は1300年以上にわたり、日本人にとって貴重で

大切な栄養源でした。

味噌は、日本全国で育まれ、それぞれの地域で発展

してきました。

 

その土地ならではの原料、気候風土、食習慣や嗜好に

合わせて色々な味噌が作られるようになったのです。

地方名をとった味噌がたくさんありますよね。

信州味噌、加賀味噌、仙台味噌、西京味噌など、

“故郷の味”として親しまれています。

 

味噌の発酵熟成は、微生物の働きによるものです。

微生物の働き方は気候風土、環境、水質など様々な

条件によって変わり、熟成させる蔵によっても違いが

出ます。

 

味噌の歴史

味噌の起源は中国にあると言われています。

大豆を塩蔵で発酵させる“醤”(しょう、ひしお)で

熟成させる途中でできたものが味噌だったと

いうことです。

 

味噌は本来、寺や貴族に珍重される贅沢品・貴重な

食品でした。

味噌と言えば味噌汁を連想しますが、味噌汁として

食べられることはあまりなく、むしろ、薬効のある

おかずとして食されていました。

 

現代の日本人の食生活には欠かせない味噌汁は

鎌倉時代に「一汁一菜」という武士の食事習慣が確立

してからのことです。

室町時代には裕福な庶民の間での自家醸造も始まり

江戸時代に入ると工業生産されるようになりました。

 

戦国時代になると、戦国武将は兵糧として米と味噌

を携帯するようになりました。

ここで、興味深い話があります。

信州みそ、仙台味噌など有名な味噌が生まれた背景

には戦国武将あり、という史実です。

武田信玄は信濃遠征に備えて味噌づくりを奨励し

伊達正宗は「塩噌蔵」と呼ばれる日本で初の味噌工場

を建設しました。

このような背景から戦国武将の出身地には味噌どころ

が多いのです。

 

江戸時代になると、庶民の生活にとって味噌は欠かせない

食糧になりました。

江戸の人口が50万人以上にも増え、江戸だけで生産する

味噌だけでは供給が間に合わず、西は三河みそ、北は

仙台味噌が江戸に流通されて、味噌屋は大繁盛したと

いう史実があります。

 

味噌の栄養

大豆が原料の味噌は、言うまでもなく良質な

タンパク質の宝庫です。

畑の肉とも呼ばれていますよね。

この大豆が発酵して、アミノ酸やビタミンなどが豊富に

生成されて美味しくて栄養たっぷりの味噌になるのです。

味噌には、炭水化物、脂質、灰分、ビタミン、カリウム

マグネシウム、繊維質など、たくさんの栄養素が含まれて

います。

1つの食品でこれほど多くの栄養を含むものは、他に例が

ないほど、完璧な食品と言えます。

味噌の効果として代表的なのが、血圧を降下させる働きや

抗ガン作用やコレステロールの制御というものです。

 

味噌は塩分が多いという印象が強いですが、実際に

料理をするときに大量に味噌を使うことはないので

塩分の量は心配するほど多くはなりません。

味噌汁お椀1杯の塩分は約1.2gですので、一品の料理の

食塩量としては少ない方なのです。

むしろ、味噌から得られる栄養面や健康効果の方に

注目して、積極的に料理に採り入れるべき食品です。

 

最近では、豆腐を使ったスイーツなども珍しくは

なくなりましたね。

味噌もスイーツとは相性が良いのですよ。

自然な甘味の西京味噌は、ケーキに甘味とコクを

与えてくれますし、市販されている味噌パウダーは

バニラアイスクリームに混ぜたり、振りかけたりして

味噌アイスも手軽で美味しいですよ。

 

皆さんも、味噌を使った料理のレパートリーを

増やして、美味しくて健康的な味噌を楽しみましょう!

 

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せこぴん

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こんにちは!せこぴんです。これから第二の人生、どこにいても楽しく人生を満喫したい!わくわくしながら自分を成長させていきたいです。

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