こんにちは、せこぴんです。

今日はバターについて調べてみました。

私が住んで入るフランスは乳製品がとても美味しい国

として有名です。

日本でも人気が高いエシㇾバターはフランス中西部に

あるエシㇾ村で生産されているバターです。

こちらでは普通のスーパーで売られていますが日本では

こちらの３～4倍の値で売られていてびっくりしたことが

あります。

町の乳製品を売る店や、マルシェの店先に置かれている

バターは、まるで大きな石の塊のように鎮座しています。

それを針金で切って量り売りしてくれるのです。

新鮮なバターの香りは芳醇で少し酸味があるなめらかな

舌触りは、まさに至福の味です。

 

御存知のとおり、フランス料理にバターは欠かせない

材料です。

近年の健康ブームもあって、オリーブオイルが多用される

ようにはなりましたが、やはりソースの味を決めるのは

バターやクリームなどの乳製品だというフランス人も

多くいます。

確かに、有名なフランス料理のひとつであら舌平目の

ムニエルはバターを回しかけながら焼いて香りを魚に

移していく料理ですので、バターは欠かせません。

 

 

【バターの歴史】

 

【バターは化粧品だった？】

おもしろいことに、ヨーロッパではバターは初めは食べ物

としてではなく、化粧品として使われていました。

料理に使われるようになったのは、なんと17世紀に入って

からのことなんです！

 

バターはメイク落とし、保湿クリーム、肌荒れ防止などに

利用されていたというのですから、今で言えばワセリンの

ような多目的クリームといったところでしょうか。

余談ですが、私が以前にフランス料理を習っていた

レストランの厨房にはバターがボウルに無造作に入れら

れていて、何に使うのかと疑問に思っていたのですが、

なんとそれは火傷をしたときに患部に塗るためのもの

だったのです！

 

【バターの種類】

●非発酵バター

　日本で昔から販売されているバターはほとんどがこの

　種類で、乳酸菌による発酵をさせないクリームを原料と

　しています。クセがなく、日本人にな馴染みの味です。

 

●発酵バター

　原料のクリームを乳酸菌で発酵させてから作ったもので

　ヨーロッパのバターはこの製法でつくられています。

　乳酸発酵させているので、独特の芳香があります。

　日本でも最近は発酵バターが増えています。

 

その他の種類分けとして、有塩バターと無塩バターの違い

があります。

また、フランスの有名なBORDIERのバターは、色々な味を

楽しめるバターを生産しています。

海藻、唐辛子、バニラ、ラズベリー、柚子、ハーブ、、、

などなど、料理によって使い分けて味わえるので、とても

重宝します。

 

【バターの栄養】

「バターたっぷり」と言われると、太りそう、、と敬遠

されてしまうバターですが、適度に食べれば美容や健康

に効果が絶大なんですよ！

実際にどのような効果が期待できるのか見ていきましょう。

①アンチエイジング効果

　バターにはビタミンAが豊富にふくまれていて、その量は

　牛乳の13倍です。しかも、このビタミンA は抗酸化作用が

　あるので肌などの新陳代謝を促進し、若々しさを保つ助け

　となってくれます。

　また、ビタミンAが目に利くのは有名ですよね。目が疲れ

　気味という人にもバターはおススメなんです。

 

②カルシウムが豊富

　原料が牛乳ですのでカルシウムが豊富に含まれているのは

　もちろんのことですが、カルシウムが身体に吸収される

　ためにはビタミンDの助けが必要です。

　バターはなんと、このビタミンDも同時に摂取できる

　優れた食品なんです。

　カルシウムとビタミンDは、成長期や更年期の骨密度を

　維持するためにも欠かせな栄養素ですので、バターを

　積極的に摂りたいですよね。

 

③胃腸の健康のために

　バターは乳酸菌が豊富に含まれているので、腸内環境を

　整えてくれます。

　便秘は美容の大敵ですから、美味しく腸内環境を整え

　られるのは嬉しいですね。

　また、ピロリ菌を減らす効果もあるという研究結果も

　あります。胃の健康にも期待できるんです。

 

④冷え性の改善に

　上に書いたビタミンAやビタミンDのほかにも、バター

　にはビタミンEも多く含まれています。

　ビタミンEは血行を促進し、血行不良を予防してくれ

　ますから、肩こりや冷え性を予防してくれる効果も

　期待できます。

 

いかがですか？

私はバターが大好きで、ついつい多めにパンに塗って

しまうのですが、いつも罪悪感にさいなまれていました。

でも、こんなに身体に嬉しい効能があるなら適量を

積極的に食べたいと思いました。

 

皆さんも、バターをもう一度見直してみませんか？