Webライターのふうちゃんです。
皆さんは、顎関節症（がくかんせつしょう）という病気をご存知でしょうか。
私は、過去３回かかっており、今も運動療法を続けています。
顎関節症は、簡単に言ってしまうと、顎（あご）の関節等の不具合により、口を大きく開けられなくなる病気です。 食事をするにも、歯医者さんでも、とっても不便です。
顎が痛い顎関節症は付箋で治せる
今から8年ほど前のことです。
顎関節症を発症し、治ったと思っていたら、また半年後に再発しました。
こんなに頻繁にかかるのなら、ちゃん治そうと思い本格的に調べました。
顎関節症の症状
●大きく口を開けられない。無理に開けようとすると酷く痛む
通常、縦に３㎝、口が開けば問題なし。私は、２.１㎝ぐらいでした。重症な人は、１㎝しか開かない人もいます。想像以上に大変です。
顎関節症に不便な事
●大きい食べ物は、口を大きく開けることが出来ないので食べられません。
私は３回とも、お寿司の軍艦巻きが食べられませんでした。
縦のまま、口に入いらないのです。でも横にしたら、中のネタが落ちます。
イクラなどは、大惨事になります（笑）
●硬い食べ物も顎に響いて痛いので食べられません。
●口が開けられないので、当然、歯科治療もできません。
顎関節症かどうかェックしてみよう
●手の指３本を使います。
人差し指、中指、薬指です。３本を縦に揃えて、そのまま口に入るかどうかを試します。
３本とも入れば、あなたの口は、３㎝以上開くことが出来ています。
顎関節症に何故、付箋を使うのか
初めに顎関節症の専門医から、大きい付箋を最低２０枚用意してくださいと言われました。
２０枚の付箋に書き込みをして、いつも見るテレビ、パソコン、洗面所、ドレッサー、タンスなどにペタペタと貼り付けます。
部屋中に貼り付けます。
付箋には、「肩の力を抜いて！」、「歯をかみしめないで！」あるいは「リラックス！」とか自分へのメッセージを書きます。
何かしているときに、付箋が目に入ると、肩の力を抜かなくちゃと思い出し、実行できます。
そうして、緊張して暮らしている自分の生活を、出来るだけリラックスできるように導くのです。
実際に付箋を使ってみて、こんなに歯をかみしめて、肩のあたりを緊張させて暮らしていることに始めて気づきました。付箋、すごい、恐るべし！
歯を噛みしめるダメージ
通常、人間は、１日２４時間の中で、歯をかみしめるのは、合計２分間だけだそうです。
ところが顎関節症になる人は、無意識に歯をかみしめて顎関節にダメージを与えているというのです。
歯をかみしめる時間が少なくなれば、改善できると説明してくださいました。
手術なしで運動療法がベスト
新聞の掲載で、東京医科歯科大の顎関節治療部長が顎関節症について書いた本を知りました。顎関節症のスペシャリスト、木野孔司先生の本です。
読んでみた所、色々と驚くことが書いてありました。
「顎関節症の原因は、噛み合わせの悪さにある」という説には根拠がなく、マウスピース治療や歯列矯正は、根本的な解決になりませんというのです。
それまでの治療方法は、手術をしたり、歯列矯正をしたりで大変だったのです。時間もお金もかかりました。
提唱する運動療法を実践すれば、かみ合わせに触れることなく安価にしかも短期間で症状が消えると書いてあります。
先生の言葉を信じて、木野先生が推薦しますと書いてあった自宅近くの顎関節症の専門医の所に行きました。
顎関節症の専門医に教わったこと
●付箋を使い、歯をかみしめないように、リラックスして生活する。
●口を大きく開けるトレーニングを毎日３回、朝、昼、晩、にすること。
お陰様で、手術も歯列矯正もすることなく、あれから再発もしないで暮らしています。
口を開けるトレーニングは、今も毎日２回しています。それでも、３㎝までは、口を開けられませんが、数ミリ足りないくらいなので、日常生活には、支障がありません。
大好きなお寿司屋さんに入って、「この軍艦巻き、どうやって食べよう」なんて事にならないように、これからもトレーニングを続けます。
東京医科歯科大、顎関節治療部長が書いた
顎関節症とかみあわせの悩みが解決する本
木野孔司著
皆さんの参考になれば、嬉しいです。
ふうちゃん
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