パニック障害を克服できたのは自分を信じたから

パニック障害ってご存知ですか?
芸能人の方がそういう症状になられると話題になるのでご存知の方も多いかと思います。

どんな症状かというと、私の場合、かれこれ12~3年前のことになります。

始まりは、突然襲ってきた、動悸、頻脈、冷や汗、恐怖、足から凍りつくような冷たさ。

運転中だったから、すぐに近くのガソリンスタンドへ。ガソリンスタンドがあって運が良かったけど、
どんどん呼吸が苦しくなって、これは死ぬかもしれない!!と思いました。

ガソリンスタンドの方に救急車を呼んでもらって病院へ。
結局何だったのかというと、その症状は過呼吸でした。

病院では私が過呼吸を起こしたことがわかっていたらしく、処置はなし。

1時間後には私も落ち着き、「おつかれさまでした」と言われ、何の検査も処置もなくていいの?と変な思いで家へ帰りました。

それからがたいへん、いよいよパニック障害が始まりました。
また起こるかもしれない・・という恐怖で動けなくなるのがパニック障害です。

どこかへ行こうとしても、また起こるんじゃあないの?・・。

恐怖でどこへも出かけられず。家族と一緒であっても市外へ出かけるのが怖い。
トンネルが怖い、高速道路の下を通るのが怖い、山道ダメ・・・だから運転も無理。
お店に入れない。どこにも行けな~い。

おまけにふらつきもはじまりました。もう人生崖っぷちです。

過呼吸の原因は不明・・・。
診断はパニック障害。
行った病院は8か所。
8件目にして、薬を飲めば大丈夫だからと医者に言われました。
しかし、今度は、いつまで飲むのかという不安がまたまた生まれました。

私はもう、一生治らないかもしれないなあと空を見上げては、幾度となくそう思ったことでしょう。

 

 

ところが今では、一人で飛行機OK、車で大阪まで500kmの運転OK、自転車OK(ふらつきません)
ふらつき・・・治りました。
薬?・・飲むの忘れています。飲んでませんね。

どうやって克服したのか?治したのは自分です。
私は仕事柄心理学を少し学んでいたので、行動療法というのを試しました。

人間というのは幅広く誰でもどんな状態にでもなれるものだということがわかっていました。
基本的な考え方としては、脳が恐怖を学習してしまっているから、その反対をすればよいということです。脳に成功を教え込めばいいのです。

 

気を取り直して、私は外へ出かける決心をしました。
電信柱1個分歩けたら今日は合格!!
自分をほめてあげましょうっと。
1週間もすればずいぶん歩けるようになりますね。成功すると欲が出てくるので1本分の電柱から信号に変わりました。あの信号まで歩こうと。

歩くことができたらそのエリアは大丈夫なのです。
自分をほめてあげることと、一度にできなくてもよしとすること、達成するまでは繰り返すことがポイントでした。

次は車の運転に挑戦でした。1の信号まで運転して行ってその目標を達成したら家に帰ると。怖くなった時のためにいつでもどこでも引き返せる場所を確認すること。
怖くなったら、「あのお店の駐車場に入りましょう」とかね。
自分で取り決めをしておいたのです。

目標が達成できなかったら、できるまで繰り返す。自分との約束です。大体3回繰り返すと成功でした。
数か月かかりましたが職場までいけました!!

その繰り返しで、今は仕事も運転も何もかも今まで通り。それ以上かも。

克服したのは自分の力。自分を信じることなんです。
人間の脳ってよくても、悪くても思い込みするものですよ。

そんな体験をして今を生きています。

 

The following two tabs change content below.
やまちゃん

やまちゃん

あと3年で退職を迎えますが、日々の仕事に疲労困憊です。劣悪な労働環境と実態を顧みて今後の生き方を模索しているときに、BMTSに出会いました。 海外生活にあこがれ、英語を学び続けていても、海外で暮らしたことはありません。実現するまでは「死ねません」くらいの強い気持ちです。ファッションとおいしいものと海外ドラマが大好きです。 年を取るとともにできていたことがすこしずつ面倒くさくなってきます。豊かに過ごしたいので、自由な時間と好きなことができる環境と最低限の生活環境があればいいです。 よろしくお願いいた・します。
やまちゃん

最新記事 by やまちゃん (全て見る)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です