フランスに住んで早数十年が経ちますが、初めて
パリのレストランでシャンパーニュを飲んだ時の
事は今でもはっきり覚えています。
一口含んだとたんに、口の中でキラキラが弾けて
爽やかで芳醇な香りが拡がりました。
以来、どれほどたくさんのワインを飲んできたか
わかりませんが(笑)、今でも一番好きなお酒は
シャンパーニュです。
今回は、シャンパーニュの健康への嬉しい効果を
中心にまとめてみました。
もちろん、お酒ですからアルコールが身体に与える
健康被害については常識で判断のうえ、適量の摂取
をお勧めいたします。
【シャンパーニュとは?】
シャンパーニュの定義はかなり厳密です。
よく、スパークリングワインと混同されがちなのですが
シャンパーニュと呼べるのは以下の製造法で作られた
もののみです。
シャンパーニュは、フランスのシャンパーニュ地方で
生産されたブドウのみを使い、ボトルに詰めてから
二次発酵を待ったうえで、15か月以上の熟成を経た
伝統製法にのっとって作られたのスパークリングワイン
のことを言います。
【シャンパーニュの健康への効果】
まず、シャンパーニュは最も低カロリーのアルコール
の1つです。
シャンパーニュはワインと同じくブドウが原料です
ので、赤・白ワインと同様の健康効果があります。
そのひとつに、血管を保護し、悪玉コレステロール
を減らし血栓を防ぐ作用があります。
心臓病や脳卒中のリスクを減少させる作用も証明
されていて、英国のレディング大学の科学者による
最近の研究によれば、シャンパンの製造に使用される
ピノノワールとピノムニエには、認知症にかかる可能性
を防ぐ作用があります。
同大学が実施した研究によれば、一日にグラス2杯の
シャンパーニュを飲むと心臓に良く、脳卒中や
心血管疾患のリスクが減少するとしています。
さらに、ラットによる実験ですが、毎日シャンパーニュ
を飲むグループと他のアルコールを飲んだグループを
6週間後に迷路に入れると、最初のグループの70%が
出口を見つけましたが、後者のグループは50%にとどまり
ました。
このことから、シャンパーニュは空間記憶と認知能力を
改善できると結論付けています。
また、シャンパーニュはポリフェノール、マグネシウムや
カリウム、亜鉛が含まれ、解毒作用や抗酸化作用も
あるんです。
最近では、シャンパーニュをスキンケアなどに取り入れる
美容法まであるくらいです。
古くは、19世紀には貴族の女性たちがシャンパーニュ
を浴びていたという史実がありますし、あの有名女優の
マリリンモンローがシャンパーニュのお風呂を楽しんで
いた、という逸話がありますよね!
【シャンパーニュはいつ飲むの?】
シャンパーニュはワインの一種ですから、ワインと
同じような感覚で飲めばよいと思いますが、
やはり、おススメは食前酒(アペリティフ)として飲む
ことですね。
微炭酸が胃に程よい刺激を与えて、食欲が増進され
ますし、食事も美味しく頂けます。
シャンパーニュはアペリティフに最適と言いましたが
実は、食事の最後までシャンパーニュのみで通す
こともお勧めなんですよ。
シャンパーニュにも、年代やメゾンにより様々な
特徴や味がありますから、食事に合わせて色んな
種類を楽しめます。
さらに、赤、白、シャンパーニュと混ぜて飲むと
酔いやすくなることもありますが、シャンパーニュ
で通すと、その心配が少なくなります(個人差はあり
ますが)。
炭酸のお陰で、ガブ飲みすることもないですし
ゆっくりと食事とともに楽しむことができる
ところもシャンパーニュの良さだと思います。
これからの季節、シャンパーニュがますます美味しく
感じられる陽気ですので、皆さんも是非シャンパーニュ
で良い時間をお過ごしください!
せこぴん
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