皆さん、マスタードはお好きですか?
ソーセージを食べるときに「あ、マスタード欲しいね」
と思い出すくらいの方もいるかもしれませんね。
確かに、あの酸味と独特な辛味はソーセージや肉類
には欠かせません。
フライドポテトにもマスタードは合いますよね。
フランスでは、マスタード専門店があるくらい、食卓
には欠かせない調味料です。
ディジョンマスタードと言えば、フランスを代表する
マスタードで、地名にその名の由来があります。
種類もたくさんあり、粒マスタード、粒無しの和辛子の
ようなマスタード、そしてハーブやフルーツなどを練り
込んだマスタードなどもあります。
フランスの家庭では、マスタードは料理の味付けに頻繁に
使われる調味料です。
例えば、豚肉に粒マスタードをすり込んで肉を柔らかく
すると同時にマスタード風味を楽しむ「豚肉のマスタード
風味」や、ウサギ料理にはマスタードでソースを作るの
が定番です。
ホワイトソース系の料理も、調理の最後にマスタードを
大さじ一杯ほど加えると、味が引き締まってグッと美味しく
なりますよ。
ところで、マスタードには栄養や身体にとって嬉しい
効果などはあるのでしょうか。
肉の臭み消しなどのほかにも、何か薬効があるのでは?
と思ったので調べてみました。
①消化を助ける効果
マスタードは唾液や胃酸の分泌を活発化させるので、消化
を助けてくれます。
マスタードを食事の初めに食べることにより、消化不良や
便秘などを防いでくれます。
前菜として、サラダをマスタードを使ったドレッシング
で食べるといいですね。
逆に、胃潰瘍などのトラブルを抱えている人はマスタードは
お勧めできません。
②風邪の手当に
日本でも“からし湿布”が古くから民間療法としてありますが、
フランスではマスタードを使って湿布をします。
この湿布に使われるマスタードは黒い粒のマスタードシード
で、細かくすり潰したものを水で溶いて清潔な布に塗布し、
胸部や背中に5~10分湿布します。
毛細血管を拡張して、気道を開く働きがあるので、咳の出る
風邪や気管支炎に効果があります。
喉が痛いとき、マスタードを使ったうがい薬もありますよ。
マスタード、レモン汁、粗塩、お湯、ハチミツを適量混ぜて
作るうがい薬でうがいしてみてください。
喉がスッキリします。
③低カロリーでビタミンが豊富
100グラムでわずか66kcalと低脂肪の食品です。
一方、ビタミンA 、ビタミンC、ビタミンB2、B₆、B9、
カリウム、リン、カルシウム、マグネシウムなどの
栄養素が豊富です。
④筋肉痛や腰痛の手当に
筋肉の痛みや、背中や腰の痛みにもマスタード湿布が
効き目を発揮します。
肌が弱い人でなければ、10分ほどの湿布で痛みが軽減
するそうです。
マスタードで湿布をする習慣があることは、今回調べて
初めて知りました。
でも、マスタードはやはり、料理を美味しくいただくために
使いたいですよね。
今回はマスタードについてのお話でした。
せこぴん
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