トラウマって、なかなか拭い去れませんよね。
私は子どものころ、甘い厚焼き玉子が大好きで、
好きで好きで仕方がなかったのですが、
そのせいで、食べ過ぎて気持ち悪くなってしまい、
その後、しばらくお砂糖の入っている
卵焼きが食べられませんでした。
(ただのアホの子なんで、卵焼きに罪はありません)
そんな感じで、
一度嫌いになってしまった卵焼きですが、
今は普通に好きで、自分でも作ります。
では、どうしてまた好きになったのか?
気持ち悪くなった事件が起こったのは、
5歳くらいの頃なのですが、
小学生になったある日、
お料理が上手なお母さんがいる、
友達のおうちに遊びに行きました。
夕方までお邪魔していたら、
夕ご飯の準備をしている良い匂いがしてきて、
「何を作ってるんだろうなー」と思ったら、
卵焼きだったのです。
優しいお母さんだったので、「1個食べる?」と、
夕飯時まで居座っているよその子の私に、
おすそ分けしてくれました。
そうしたら、やっぱり美味しかったので、
今でも「卵焼き」といえば、
その時のことを思い出します。
このように、トラウマって、
良い経験によって、消し去ることが可能なんですね。
私は偶然にも、然美味しい卵焼きを自然な形で食べて、
トラウマを消し去る経験ができたわけですが、
こういった経験をしない限り、
トラウマを消し去ることはできないのでしょうか?
実は、そうでもないのです。
卵焼きが美味しいという良い経験をすることによって、
私の中で卵焼きのイメージが良くなりました。
このように、自分の中にあるイメージを変えることが、
トラウマを克服するのには重要です。
たとえば、卵焼きが食べられなかったころは、
卵焼きをイメージした時に浮かんだのが、
・気持ち悪くて寝ている自分
・寝てるからいいかと、
実家の暗い畳の部屋に放置されたこと
・座敷わらしが来たらどうしよう……と、
怖かったこと
など、ネガティブな事柄でした。
しかし、卵焼きがまた好きになった今は、
卵焼きをイメージすると、
・友達と楽しく遊んだ思い出
・美味しそうな匂い
・フワフワとした食感
など、ポジティブな事柄が思い浮かびます。
このようなイメージの変換を意識的に行えば、
トラウマを解消できるのです。
あなたの苦手なものを思い浮かべて、
暗い部屋をイメージしたら、
イメージの中で、その部屋に電気をつけてみる。
などなど、
イメージトレーニングを何度も行うことによって、
トラウマや苦手意識を克服することができます。
ポジティブになれば、今まであきらめていたことにも、
挑戦できるかもしれませんね。
というわけで、もっと詳しく心理学について知りたい方は、
こちらをどうぞ~。
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ちしゃねこ
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