昔ながらの厳しい頑固な職人さんは、弟子に向かって、
「教えないから見て覚えろ!」なんて言うイメージがありますよね。
実は、私の弟が最初に就職した会社の上司が、
このタイプの方だったのだそうです。
どんなものを作っている会社か、姉のくせによく知らないのですが、
どうやら、お寺の鐘なんかを作っていたみたいです。
当時まだ、ティーンエージャーだった弟は、
数か月でその会社を辞めてしまいました。
こういった、思いっきり職人肌の方に出会うことは、
もしかしたら稀かもしれません。
しかし、親身に教えてくれる方であっても、
その方自身が無意識にしていることは、教えてはもらえませんよね。
ちょっと分かりにくいので、例をあげます。
私たちは頑張らなくても、日本語が流暢に話せるので、
日本語を習い始めた外国人が、どんな部分で躓くのか、
よくわかりませんよね。
分かりやすく教えてあげたいと思っていても、
その人の母国語と日本語が、文法的に異なっているせいなのか、
または、その人の思考回路に原因があるのかなど、
かなり分析しないといけません。
そうなると、どんなに優れた先生でも、
相手が100%理解するように指導するのは、難しいですよね。
そこで、習う側が、先生を観察することによって、
言葉以上に理解を深めるという能力を持っていたら、どうでしょう。
私の弟がその能力を持っていたら、
今頃、立派な職人さんになっていますよね(たぶん)。
こういった相手を観察する能力のことを
キャリブレーションというのだそうです。
キャリブレーションとインターネットで調べると、
「機械などを正確に調整すること」といった感じの説明が、
最初の方にでてきます。
「自分自身を相手に合わせて調整する」
というような感じに、なるのかもしれませんね。
もちろん相手の発した言葉も、観察する要因になりますが、
それ以外の行動からも学べたら、さらに理解が深まります。
前回の記事で、
トップアフィリエイターさんと仲良くなろう!というお話をしました。
キャリブレーション能力があれば、
そのトップアフィリエイターさんから、学ぶ速度や理解力が、
ぐんとアップしそうです。
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ちしゃねこ
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