こんにちは、せこぴんです。

この時期になると私が楽しみにしている果物が

近所のマルシェにも並ぶようになります。

それがザクロです。

漢字で書くと柘榴と書きます。難しいですね！

 

日本に住んでいるときは、もちろんザクロは知って

いましたが、その実を間近で見たことがなかったので

初めてマルシェで山積みになって売られているのを見た

時は「何だろう？」と思っていました。

私が住むフランスは、ザクロは主に中東から輸入されて

います。

 

ザクロの歴史は古く、原産地はイラン、アフガニスタン

付近と考えられています。5000年以上昔からアジアや

北アフリカでも栽培されてきました。

地中海の気候がザクロの栽培にはとても適していたようです。

 

ザクロはその実が分厚い皮に保護されているので、

砂漠を旅する民に重宝されていました。

ザクロは粒がたくさんあることから「子孫繁栄」や「子宝」

「繁栄」のシンボルとして多くの民族から愛されて

きました。

インドやアジアの一部の地域では、子だくさんを願って

女性が食べることを勧められています。

ザクロの固い皮をむくと中にルビーのように真っ赤な

種子がびっしりと詰まっています。

口に入れると程よい甘酸っぱさとプチプチした食感が

楽しく美味しい果物です。

 

皮をむいて、中の種子を取り出すのが手間がかかりますが

美味しいので辛抱強く実を取り出します。

ザクロは生食のほか、搾ってジュースにしたり、シロップ

またはお酒にも加工されます。

グレナディンシロップはカクテルなどによく使われますよね。

 

 

ザクロの旬は初秋の9月から12月です。

栄養価に関しては、ビタミンC、ビタミンEが豊富な

果物です。

100グラムのザクロで、ビタミンCは一日の必要摂取量の

40％を摂取することができます。

 

フランスでも、健康や美容食として特に女性に人気がある

ザクロですが、身体に嬉しい効能についても調べて

みました。

 

①血圧を下げる

　心臓に良いと言われていて、循環器系の病気を予防する

    効果が認められているそうです。

　1日1杯のザクロジュースが血液をサラサラにしてくれて

　高血圧の予防にもなります。

②血中コレステロールを下げる

　血管をしなやかに保ち、心臓疾患、冠動脈の疾病の

　予防や改善が期待できる

③白内障の予防や改善に効果がある

④糖尿病の予防・改善

⑤筋肉と骨の強化し、軟骨を強くする。

　特に、カリウムが豊富で体内の余分な塩分を排出する

　働きがあり、筋肉、特に心筋の収縮によい働きをします。

⑥低カロリーでダイエットにも最適

　クエン酸が体内の乳酸を分解して、新陳代謝を助ける

　働きをしてくれます

⑦ビタミンCの作用で、コラーゲンの生成と保持に効果が

　ありアンチエイジングが期待できます。

　ほかにも、ポリフェノールが豊富で、ザクロに特有の

　ポリフェノールの一種のエラグ酸はメラニンの生成を

　抑える働きがあり、シミ対策や美白効果が期待できます。

 

【ザクロの保存方法】

皮をむかずにそのままポリ袋などに入れて密封すれば

冷蔵庫で数か月間も保存が利きます。

常温でも数週間はもちます。

皮をむいた状態であれば、粒を取り出して密閉容器に入れて

冷凍保存できます。

使う時は、冷凍のままミキサーにかけてジュースにしたり、

シロップにしたりできます。

 

ザクロの美味しい食べ方は、私はやはり生でそのまま

口にほおばるのが一番ぜいたくで美味しい食べ方だと

思います。

赤い色が鮮やかで宝石のようなので、ヨーグルトに入れたり

するととても華やかになります。

サラダドレッシングに混ぜても、そのままサラダの上に

かけてもいいですね。

 

これからフランスでは太陽が恋しくなる季節です。

真っ赤なザクロを食べて、元気の補給をしたいと

思っています！

最後までお読みいただき有難うございました。