【ADHD】はサポート次第で改善できる!

こんにちは、つっちーです。

 

『落ち着きがない』『忘れ物が多い』

子供なら誰でもそんな時期があると思いますが、

中には【ADHD】という診断を受ける子供達もいます。

 

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文部科学省の全国実態調査では、

2.5%もの子が【ADHD】だといわれています。

学年に1人以上は居る計算です。

 

【ADHD】とは、そもそもどんな病気なのでしょうか。

 

= ADHD : 注意欠陥・多動性障害 =

(ちゅういけっかん・たどうせいしょうがい)

 

★ どんな症状?

 

〔注意障害〕

集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい、など

〔多動性〕

じっとしているのが苦手、落ち着きがない、しゃべりすぎる、など

〔衝動性〕

他人にちょっかいを出す、順番を待てない、など

 

これらの症状が半年以上続き、

お友達との仲がうまくいかないことが多かったり、

本人や家族が生活に支障を感じているような場合に

診断が行われます。

 

ただし、子供たちはもともと好奇心が多く活発です。

 

細かな判断基準を元に専門医によって診断されるものですから

症状に思いあたる事があったとしても安易に判断せず、

気になるようでしたら必ず専門医に相談してみてください。

 

★ 原因は何?

 

しつけや育児のしかたが原因なのではなく、

脳の前頭葉(ぜんとうよう)の働きが弱い〔脳機能障害〕

であるという説が現在のところもっとも有力とされています。

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例え【ADHD】という診断を受けたとしても、

こうなったのは自分の責任・・などと思い込むことはありません。

 

親の思い悩む様子に子供本人は

自分が悪いと感じ、自己評価を下げる結果となってしまいます。

 

★ 気がかりな問題は?

 

○親や教師に叱られてばかりで自己評価を下げてしまう

○友達とトラブルになりやすく、孤立しやすくなる

○思い通りにいかなくてイライラしたり、反抗的になる

○「どうせ何をやってもうまくいかない」

 そんな無力感や不安感から情緒不安定になりやすい

 

周りから「本人の努力が足りない」と思われがちなので

叱られたり、否定される事が多くなり、

自分はダメな人間なんだと思い込んでしまいます。

このことが、二次的な障害を生じやすくしてしまうのです。

 

★ どう接したらいいの?

 

○気が散るようなものを視野に置かない(オモチャやTVなど)

集中できる環境を作り、外からの刺激を減らしましょう。

 

○指示は1度に1つずつ具体的にしてあげる

・早くしなさい ⇒ あと5分でおわらせようね

・忘れ物はない? ⇒ ハンカチとティッシュは持った?

カードやチェック表を作るなど、視覚を利用するのも有効です。

 

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○褒める

・どんな小さなことでもほめることが大切です。

・気付いたその場で感情豊かにほめてあげましょう。

・きちんと出来たらカードにシールやスタンプを貼って

一定数貯まったら「好きなモノ」「やりたいこと」などと

交換するのも効果的な方法です。

 

○望ましくない事をしたとき

・そばに行き、穏やかな声で話しかけます。

遠くから大声で怒鳴ったり、叱りつけたりすると

頭の中がパニックになってしまい固まったり、

自信を失わせる要因になるだけです。

 

★ 治療法は?

 

○薬による治療

脳内の神経伝達物質の不足を改善する薬物を使います

 

○教育、療育的支援

・環境調整 :

課題に取り組む時、気が散る原因になる物を

取り除いてしまうという治療法

 

・ペアレント・トレーニング :

保護者に対して、具体的な対処法を

身につけるためのトレーニング

 

・ソーシャルスキル・トレーニング :

子ども自身が上手に自分をコントロールしたり、

周囲とコミュニケーションを取れるようにするトレーニング

 

★ 誰に相談したらいいの?

 

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 ○学校の先生、スクールカウンセラー

 ○市町村保健センター

 ○子育て支援センター

 ○育児相談所

 ○発達相談所支援センター

 ○専門医

・小児科、精神科、心療内科など

病院によって扱う診療科が違うので

事前に問い合わせましょう。

 

*先にも書いたように、

症状に思いあたる事があったとしても安易に判断せず、

気になるようでしたら必ず専門医に相談してみてください。

 

【ADHD】は改善することができます。

多動に関しては年齢とともに

症状が軽くなるケースも多くあります。

 

学年に1人という数字は、決して他人事ではないということです。

 

それが例え、あなたのお子さんであっても、

お子さんのお友達であったたとしても

両親や学校関係者、周囲の人のサポートも大変重要ですので

まずはしっかりと理解する事から始められることをお勧めします。

 

   

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つっちー

つっちー

「試される大地 北海道」で   ・田舎暮らし ・彩りお野菜の実験栽培 ・ヤンチャ夫の再教育 ・ネットのお仕事   思い切りいろんな事を試しています。   試してみて分かったのは ぜーんぶ楽しいっていう事。   型にはまらない生き方って 想像以上に面白いものです。   そんな私は、 なな・・なんとキャンディーズ現役世代!   同年代の方、諦めること無かれ。 貪欲に楽しんでいきましょう♪

【ADHD】はサポート次第で改善できる!」への4件のフィードバック

  1. ひーさん より:

    つっちーさんは自分専用のブログはされてないんですか?文章が分かりやすくて読みやすい!!

    1. つっちー つっちー より:

      ひーさん、お越し下さって嬉しいです。

      読みやすい・・なんて最高の褒め言葉を
      ありがとうございます。
       
      どうしよう!ブログまだ無いんです。(^_^;)
      これから始めようかな・・それとも・・
      なんて優柔不断なことをしております。
       
      でも、せっかくお褒めいただいたんだから
      始めてみようかしら♪
       
      すっかりその気になってます。(^^ゞ

  2. えーこ より:

    つっちーさん

    はじめまして。えーこと申します。

    うちの息子はその他人事じゃない子の一人かもしれません。

    専門医への受診は予約がいっぱいなので確定ではありませんが来月末受診します。

    特に環境が変わると集中力が保てなくなりますし、最近は近所ですが、引っ越したばかりなので対処のしきれないイライラでいっぱいに見えます。

    だから好きな昆虫をゆっくり観察するようにして、可能なら観察日記にして、「出来る」ということを体感してもらいたいなと思います。

    分かりやすく大変参考になりました。

    また来ますねっ

    1. つっちー つっちー より:

      えーこさん、お越しくださってありがとう♪
       
      息子君のために夜の幼虫採集・・お疲れ様です。^^

      実はね、私の息子もそうなの。
      もう成人を迎えましたけど。
       
      今は縁あって一部上場で働いてます。
       
      大丈夫ヨ、えーこさん。
      今は手が掛かるでしょうけど、
      その内落ち着いてくるから。^^

       
      息子君の大好き探しを一緒に楽しめるのって
      とっても素晴らしいことだと思うわ♪
       
      えーこさんが付き合ってくれるのが嬉しいのよ、息子君。

      ゆっくりでも着実に成長するから
      焦らずに「出来る」を喜んであげたいですね。
       
      えーこさん、勇気あるコメントをありがとう。
      とっても嬉しかったです。

      私もまた息子君に会いに行きますね。^^

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